「両親の前でできるだけたくさん」ソフトバンクのスチュワートの親孝行 来日最多13奪三振、3勝目
◆日本ハム1―5ソフトバンク(28日、エスコンフィールド北海道) ソフトバンクのカーター・スチュワート投手(24)が、7回1失点で今季3勝目を上げた。アメリカから観戦に来ていた両親の前で来日最多の13三振を奪う力投を見せ、「ストライク先行で投げられたことによって、今年一番いい結果になった」と笑顔で振り返った。 ■「大胆な作風」で話題の「鷹祭」イラスト「マッキー似すぎててやばい」【写真】 この日は160キロに迫る直球に威力がありながら、制球力もさえていた。2回、マルティネスに一時同点となるソロを打たれた後、なお2死満塁とされながら打率3割を超える田宮を見逃し三振に打ち取った。「ゲームがどっちに動くかっていう場面だった。そこで三振がとれたのは大きかった」とスチュワート。その後はピンチをつくりながらも、力強い直球と変化球を織り交ぜて三振の山を築いた。結局失点は本塁打の1点のみ。13奪三振は今季チーム最多だ。 この試合は両親も母国のアメリカから応援に駆けつけていた。「また今年8月くらいに来る予定なので。両親の前でできるだけたくさん投げたいと思います」と次も〝親孝行〟を誓った。 小久保監督も「フォアボールを連発して苦し紛れに真っすぐ(でストライクを)取りに行ってというピッチングじゃなくなってきているので。それが一番だと思うんですけど。ちゃんとピッチングになっていますからね。それは今年の成長だと思いますね」と、6年目の助っ人右腕をたたえた。(大橋昂平)
西日本新聞社