二宮和也、映画『【推しの子】-The Final Act-』にカミキヒカル役で出演 ファイナル予告も
12月20日に公開される映画『【推しの子】-The Final Act-』に、二宮和也がカミキヒカル役で出演していることが発表された。 【写真】映画『【推しの子】-The Final Act-』でカミキヒカル役を演じる二宮和也 本作は、Amazonと東映の共同プロジェクトとして、赤坂アカと横槍メンゴによる同名コミックを実写映像化するもの。現在、Prime Videoでドラマシリーズが配信中で、映画はその続きを描いたものとなる。伝説的アイドル・アイの“推しの子”として転生するファンタジックな設定とサスペンス要素に加え、“芸能界”という複雑な世界に切り込むストーリーが描かれる。原作は11月14日発売の『週刊ヤングジャンプ』50号にて最終回を迎え、約4年半の歴史に幕を下ろしたが反響は大きく、コミック累計発行部数は2024年11月時点で累計2,000万部を記録し、アニメは第2期まで放送された。 実写版では、櫻井海音が主演を務めるほか、齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、成田凌、吉田鋼太郎、倉科カナ、金子ノブアキ、要潤らが共演に名を連ねた。 ドラマの続きである本作では、伝説のアイドル・アイ(齋藤飛鳥)の子供として転生した双子のアクア(櫻井海音)とルビー(齊藤なぎさ)が、それぞれの思いを抱きながら一筋縄ではいかない芸能界へと突き進んでいくさまが描かれる。アイ殺害を企てた真犯人を突き止めるべく、あらゆる手段で芸能界をまい進するアクアらがたどり着いたのは、生前アイの口から決して語られることのなかった“実の父親”の存在だった。 12月5日の21時より配信開始となったドラマの第7話、第8話では、アイの死の真相へと着実に近づくアクアが“カミキヒカル”という人物の名を挙げ、強い復讐心を燃やすシーンも描かれる。唯一の手掛かりは、かつてアイが通っていた劇団のワークショップに同じく在籍していたという情報のみ。“カミキヒカル”はアクアとルビーの父親なのか、そしてアイを死に至らしめた真犯人なのか。詳細は謎に包まれているが、物語の重要なカギを握る人物となる。 そんなアクアとルビーにとって最大の宿敵となりうる謎の男・“カミキヒカル”役を、二宮が担当している。 二宮の起用にあたり、本作の企画立ち上げの第一人者でありプロデューサーの東映・井元隆佑は、「実写『【推しの子】』、モノづくりの最後の仲間が二宮和也さんです。髪を染め上げ、カミキヒカルの『正しい嘘』を丁寧かつ大胆に演じて頂きました。彼のひとつひとつの芝居を、一生忘れないと思います」とコメント。かねてから原作ファンであったという二宮は、「もちろん色々な意見があるかもしれないですが、『カミキヒカルを誰がやるんだ』と気になっている『【推しの子】』のファンの皆様が、なるべくポジティブに見てみたいなと思えるようなことが出来たら、僕が呼ばれた意味もあるんじゃないかと。そうした思いで参加させていただきました」と、オファーに対する心境を語った。そして「スタッフ・キャスト全員が『【推しの子】』という作品に敬意を持って参加しています。是非それぞれの楽しみ方で楽しんでいただければと思っています」と願いを込めた。 二宮が演じるカミキヒカルの姿が明らかになり、アップデートされた本ポスタービジュアルも公開された。 あわせて公開された映画のファイナル予告では、カミキヒカルがついにアクアの前に現れ、直接対峙する緊迫のシーンが映し出されている。険しい眼差しを向け復讐を語るアクアに対し、「それは僕への?」と静かに微笑み問いかけるカミキ。アイを巡り激しく交錯する2人の想いは、物語をいかなる結末へと導くのか。そして冒頭に浮かび上がる“15年の嘘”が示す意味、ラストでむせび泣くアクアの涙の理由とは。 さらに、少年時代のカミキヒカル役には、是枝裕和監督作『怪物』で映画初出演を果たし、14歳にして第66回ブルーリボン賞新人賞を受賞した黒川想矢が決定。ファイナル予告では、黒川が演じるカミキの憂いを帯びた繊細な表情も垣間見ることができる。
リアルサウンド編集部