「打つ気満々でいきました」 ソフトバンク山川穂高、引退表明の同郷オリックス比嘉幹貴と真剣勝負 結果は四球も「いい意味ですごいな」
◆オリックス0―1ソフトバンク(16日、京セラドーム大阪) ソフトバンクの山川穂高が、故郷沖縄の大先輩にあたるオリックスの比嘉幹貴と忖度(そんたく)なしの真剣勝負を繰り広げた。 ■優勝秒読み…小久保監督が試合前に話すのは?【写真】 1点リードの8回2死二塁。4番山川の打席を迎えると、オリックスベンチは今季限りでの引退を発表し、15日に約4カ月半ぶりに出場選手登録された41歳の比嘉を3番手でマウンドに送った。 1点差の緊迫した展開。引退試合のような雰囲気はなかった。「(真剣勝負は)もちろん。比嘉さんとは久しぶりに対戦したので、1球目は確認してという感じだったけど、状況が状況だったので。打つ気満々でいきましたけど、フォアボールだったというところですね。いい意味で対戦するときは何年たっても同じ球が来ていたのですごいなと思いました」。3ボール1ストライクからの真っすぐが内寄りに外れ、一度もスイングすることなく四球に終わった。 同郷の縁もあり、これまでかわいがってもらってきた。「何回も対戦していますし、沖縄の大先輩なので。春季キャンプでもたまたま会って一緒に飲んだりとか。オリックスの選手に聞いてもらったら分かると思いますが、比嘉さんってめちゃくちゃ面白い人なので。(引退は)すごく残念です」と惜しんだ。 オリックス側の粋な采配もあって実現した同郷対決。引退試合とは一線を画す真剣勝負はファンの目も引きつけた。山川は「真剣勝負の場所だったので、素晴らしい戦いだったと思います」と晴れ晴れとした表情を浮かべた。(小畑大悟) 【#OTTOホークス情報】 【▼おすすめ記事は下記関連リンクから▼】 「戦線離脱となれば全部練り直さないと…」(小久保監督一問一答完全版より)
西日本新聞社