「定年したらゆっくりしたい」と言う父と「健康や生活のためにも会社で働いてもらいたい」と言う母。娘としてどうするべき?
無理なく働くために企業へ依頼することも重要
厚生労働省が発行している「『高年齢者雇用安定法』のポイント」によると、高年齢者を雇用する際には、労働条件について以下のように気をつける必要があると記載されています。 ●年齢的要素を重視した賃金、処遇制度をとっている会社では、能力や仕事内容に応じた制度に見直すこと(高年齢者の雇用や収入の安定にも配慮すること) ●高年齢者の希望に応じて、勤務時間や日数を調整できるような制度の導入に努めること ●高年齢者の意欲や能力を十分に評価できる体制にすること 以上を踏まえ、もし勤務形態や仕事に関して配慮してほしい点があれば、一度会社の方と相談してみるとよいでしょう。
勤務条件や働き方について相談し、無理なく働き続ける選択肢もある
事例の場合には、ご本人に働きたいという意欲があるかが重要です。しかし、働くことによって収入が得られたり、動く機会が得られたりするというメリットもあります。 心身に負担をかけることがないよう、家族内で十分に相談し、定年後の働き方を決めましょう。また、継続雇用を希望する際には、無理のない働き方ができるよう会社と相談することもおすすめします。 出典 厚生労働省 高年齢者雇用安定法の改正~70歳までの就業機会確保~ 厚生労働省 令和5年 年齢者雇用状況等報告 60歳定年企業における定年到達者の動向(14ページ表8-1)(6ページ) 厚生労働省 「高年齢者雇用安定法」のポイント 高年齢者雇用確保措置における労働条件のポイント(3ページ) 株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター 16. 継続勤務を希望するか Q. あなたは定年退職後も現在の勤務先で働きたいと思いますか。お気持ちに近いものを1つだけお知らせください。(単一回答) 【対象者:定年退職する予定の人】(28ページ) 株式会社マイスター60 再雇用で働く会社員の意識調査【第1弾】2019.12.9 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部