シュツットガルトに5失点大敗のドルトムント 現地メディアはヌリ・シャヒン監督の手腕を疑問視
敵地で完敗
ボルシア・ドルトムントは22日(現地時間)にブンデスリーガ第4節でシュツットガルトと対戦し、1-5で敗れた。 [映像]ブンデスリーガ第4節 シュツットガルト対ボルシア・ドルトムント ハイライト オフシーズン中にパスカル・グロス、セール・ギラシらを次々に獲得する大型補強を実施したドルトムントは、開幕前は優勝候補の一角にも数えられていた。 しかし、昨季ブンデスリーガ2位のシュツットガルトとの対戦では前半から圧倒されて0-2で前半を終えると、後半に入ってもシュツットガルトのエンツォ・ミロー、デニス・ウンダブらにゴールを決められ、終わってみれば5失点の大敗。公式戦では対シュツットガルト戦4連敗となり、チームとしての完成度の差を見せつけられた。 シュツットガルト戦後、現地メディアでは今季からドルトムントの指揮を執っているヌリ・シャヒン監督の手腕を疑問視する声が上がり始めている。ドイツ紙『Bild』は、「ドルトムントでは、シャヒンの戦術について人々がひそひそ話をしている」と題した記事を掲載。3バックシステムの採用、ボランチが本職のマルセル・ザビッツァーのサイドハーフ起用、主将エムレ・ジャンの先発落ちなど、今季開幕からシャヒン監督が採り続けている戦術について選手達の間で戸惑いが生じていると同紙は伝えている。 今夏アシスタントコーチから監督に昇格したシャヒン監督は、現役時代はドルトムントで活躍し、香川真司(現セレッソ大阪)らとともにブンデスリーガ優勝も達成したクラブのレジェンドの一人だ。しかし、首位バイエルン・ミュンヘンとの勝ち点差が5に開いている中で今後さらに勝ち点を取りこぼせば、シーズン前半のうちに早くも指揮官の進退問題が取り沙汰されることになるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部