愛犬の散歩中にうずくまっていた子猫を保護 「片側二本足」だけれど、ハンデを感じさせないほどの元気なコに!
家族に迎えて2日後に驚きの出来事が
体にハンディキャップを負ったにゃんちゅーくん。獣医師から「片側二本足なので、今後は歩行器や義足が必要になるでしょう」と言われていたため、飼い主さんはにゃんちゅーくんの足の怪我が治ったら歩行器を作る予定だったそう。しかし、飼い主さんはお迎えしてすぐの頃に、にゃんちゅーくんの驚きの姿を目にしたといいます。 飼い主さん: 「移動は常に抱っこでしたが、家に来て2日後ににゃんちゅーは自分で数歩歩いたんです。そんなにゃんちゅーを思わずギュッと抱きしめたことを、今でも覚えています。その日を境に、ほんの少しずつですが自分で移動するようにもなり、段差も少しずつ飛べるように。お迎えして半年経つ頃には、自由に走り回れるくらいに成長しました」 元気いっぱいな様子を見せていたにゃんちゅーくんでしたが、とある問題に直面することになります。 飼い主さん: 「右前足が肘から上の部分が少し残っていたので、走るときや着地するときに使ってしまっていたようです。その際に皮膚を突き破って骨が出てきてしまい、また包帯生活に。『何とか足を残してあげたい』と、3カ月ほどは傷口を保護して生活をしましたが良くならず、残っている右前足の再断脚をすることになりました」 当時は、申し訳ない気持ちでいっぱいだったという飼い主さん。しかし、にゃんちゅーくんは断脚後も、以前と同じくらい走り回っていたのだとか。ハンデを感じさせない元気いっぱいなにゃんちゅーくんの姿に、飼い主さんは救われたようです。
ハンデがあっても、普通のコと同じように何でもできる
甘えん坊で寂しがり屋な性格のにゃんちゅーくん。最初の頃は常に抱っこ移動だったため、今でも抱っこが大好きなのだとか。飼い主さんが何か作業をしていると、にゃんちゅーくんは甘えた声で抱っこをおねだりしてくるため、作業がなかなか進まないといいます。 そんなにゃんちゅーくんは、遊ぶことが大好き。足が二本しかなくても、普通の猫と同じように遊んでいるのだとか。そこには、にゃんちゅーくんの頑張りがあったと飼い主さんは話します。 飼い主さん: 「最初は転ぶし落ちるしで、バランスを取れるようになるまではすごい努力があったんだろうなと思います。今では、獣医さんお墨付きの筋肉ムキムキ、マッチョくんです。ハンデがあるけどベルを鳴らすことができるし、『オテ』だって得意です。何でもできて天才すぎます」 飼い主さんに保護してもらい、にゃんちゅーくんはのびのびと暮らしています。そんなにゃんちゅーくんの姿を見て、飼い主さんはどのようなことを思うのでしょうか。 飼い主さん: 「毎日元気に走り回っていますが、怪我には気をつけてほしいです。たまに無茶をするときもあるので、ほどほどに。病気にも気をつけてあげたいです。ご縁があって新しく家族になった弟猫・れんにゅーくんと、これからも仲良く元気に過ごしてほしいです」 写真・取材協力/@Nyanchu_1011さん/X(旧Twitter) 取材・文/雨宮カイ ※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年5月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
ねこのきもちWeb編集室