維新の会、1日の臨時党大会で新代表選出へ…地盤大阪で支持固める府知事の吉村洋文氏が優位か
日本維新の会は12月1日に大阪市で開く臨時党大会で代表選を行い、新代表を選出する。国会議員や地方議員ら特別党員と、一般党員が同じ「1人1票」を投じる仕組みで、有権者の半数が在住する大阪で支持を固めている府知事の吉村洋文共同代表(49)が優位とみられている。
代表選には、吉村氏のほか、金村龍那衆院議員(45)、空本誠喜衆院議員(60)、松沢成文参院議員(66)の計4人が立候補している。
代表選の有権者は、特別党員846人と、党費を2年以上支払っている一般党員2万5025人の計2万5871人。一般党員のうち大阪在住者(1万3835人)は53%に上る。
吉村氏は29日、自身のX(旧ツイッター)で政治改革に取り組む決意を表明した。金村氏は取材に対し「日本の政治に新しい選択肢を示す」と述べ、空本氏は「疲弊している地方を復活させる」と強調。松沢氏は「大阪以外の新しいリーダーが必要だ」と訴えた。
一方、馬場代表は同日、国会内で最後の記者会見に臨んだ。2年あまりの任期を振り返って「後悔はない」と述べ、涙ぐむ場面もあった。次期代表には「全国に基盤ができつつある。路線を継承してほしい」と注文を付けた。