レッドブル、ローソン起用への波紋止まず 米メディアは他チームとの違いを強調し「懐疑的な見方があるのも無理はない」と指摘も
昨年、F1レッドブルは3季連続でのコンストラクターズタイトル獲得を逃した結果を受け、今オフにセルジオ・ペレスからリアム・ローソンへドライバー変更を行った。そして、このローソン起用に関して、現在も様々な反響が上がっている。 【画像】米女子プロレーサー、リンジー・ブルワーのインスタ投稿を一挙お届け! 米メディア『Last Word On Sports』では、現地時間1月2日に配信したトピックにおいて、レッドブルのドライバーラインナップについての見解を示しており、他の上位チームとの違いなどについて論じている。 その中では、マクラーレン、フェラーリなど、タイトル争いに加わることが有力視されるチームについて、「実力が拮抗した2人のドライバーを揃えている」と同メディアは主張。その一方で、レッドブルはマックス・フェルスタッペンが、「明確なナンバーワンドライバー」であると評している。 続けて、ドライバー選定の面で他チームと比較するとともに、「レッドブルは異なるアプローチを採用する」と説きながら、「ローソンの昇格には懐疑的な見方があるのも無理はない」と指摘する。 これまで、グランプリ出走が僅かである22歳に対して、「極めてハイリスクな環境に、ほとんど経験がない状態で投入されることになる。ルイス・ハミルトン、シャルル・ルクレール、ジョージ・ラッセルといったドライバーたちと戦わなければならない初のフルシーズンは、F1への洗礼としては厳しいものだ」と新シーズンでの苦戦を予想。加えて、「他チームが進化を続ける中で、ローソンはペレスが享受していたような支配的なマシンの恩恵を受けられる可能性が低い」と分析する。 だがその上で、起用法に関してのクリスチャン・ホーナー代表のコメントを掲載。他チームのようにトップドライバーを組ませることについて、「両方を支持しなければならないが、それが時にチーム内で分裂を生むこともある」として、レッドブルのように“格差”があることが望ましいと語っている。 同メディアは、あくまでもローソンがセカンドドライバーの役割に徹し、フェルスタッペンがポイントの大半を得る戦略を敷くものと見通しながら、「フロントランナーのドライバーたちの実力を考えれば、レッドブルのアプローチが正しいかどうかはすぐに明らかになるだろう」などと綴っている。 新たな陣容でのタイトル奪還に挑むレッドブル。2025年、その目論見通りのシーズンを送ることはできるだろうか。 構成●THE DIGEST編集部
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