【JBCスプリント】古豪タガノビューティー歓喜の初タイトル 石橋脩「今日は思い切って乗ろうと…」
[JpnI・JBCスプリント=2024年11月4日(月曜)3歳上、佐賀競馬場・ダート1400メートル] 4日、佐賀競馬場で行われたJBCスプリントは7歳馬タガノビューティー(牡・西園正)が優勝。芝・ダート合わせて19度目の重賞挑戦で、悲願のJpnⅠタイトルを手にした。勝ち時計1分26秒8(良)。 道中は好位外めを追走。いつになく早めに進出する積極的な競馬で、先頭集団で直線を迎えた。最後は内から脚を伸ばしたチカッパ=武豊との激しい叩き合い。わずかにハナだけ前に出て、栄光のゴールに飛び込んだ。主戦としてコンビを組み続けてきた石橋は「勝ちたい気持ちが強くて、2着馬を押すような形に。きれいな競馬ではなかったですが…」とまずは反省の弁だったが、「今日は思い切って乗ろうと思っていました。前向きだったし、気持ちを切らさずに走ってくれた。調教師やオーナー、厩舎スタッフ、何より一生懸命走ってくれたタガノビューティーに感謝したい」と感激の面持ちで喜びを語った。 管理する西園正調教師は「馬も良くなっていたからね。なかなかGⅠを勝てなくて悔しかったけど、取れてよかった。コール板を過ぎたら少し涙が出たね」とこちらも感無量。「オーナー(八木良司氏)も初めてGⅠを勝てたし、それも含めてうれしいね。今後は未定だけど、現役生活も少なくなっているので花道を飾りたい」とさらなるタイトルゲットを約束した。
東スポ競馬編集部