職場で人が近寄らない、ネガティブな47歳。仕事も結婚もうまくいかないのは、「マイナス思考」以外に染みついてしまった【クセ】にあった
25~44歳女性の就業率は上昇し続け、約8割が働く女性という現代。それに合わせて、女性の生涯未婚率も増加の一途を辿っています。 結婚をしたいけれど出会いがない、成婚に至らないということはなぜ起きるのか、働く女性は婚活にどのような悩みを抱えているのでしょうか。 【データ】男性・女性の未婚率の推移、30~40代女性の結婚願望は? アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんのもとには、さまざまな悩みを抱える婚活女性が訪れます。 今回は、ネガティブな思考が幸せを遠ざけている女性の「婚活ストーリー」を紹介してもらいます。 ※プライバシーに考慮して、事実関係の一部を変更しております。 【働く女性の婚活百景 ♯9】
東京から地元に戻り、婚活をスタート
Y子さんは、地元の大学を卒業後、東京でひとり暮らしをしながらシステムエンジニアとして勤務。ところが、30代後半にさしかかった頃、ハードワークがたたって体調を崩してしまいます。何度か休職しながら仕事を続けていましたが、40歳のときに会社を辞めて、地方にある実家に戻ってきました。 現在は47歳。体調も落ち着き、地元の印刷会社に一般事務として採用され、システム関係の業務を任されています。70代の両親と3人暮らし。家に帰れば、母親が用意してくれた夕食が待っています。 そんなY子さんから、「アラフィフでも結婚できる方法はあるんですか」とセッションの申し込みがあり、オンラインで話をしました。Y子さんと話していて気になったのが、ネガティブな発言がとても多いこと。「親と暮らしているとストレスがたまるからひとり暮らしをしたいけれど、給料が安くて家賃が払えないから、しかたないんです」とか、「地元にはろくな人がいないから東京で婚活をしたいけれど、交通費がかかるから無理ですよね」とか、自分が今幸せな状況にないのは、自分以外の原因のせいだといわんばかりの発言が気になりました。 ちなみに、職場での様子を聞いてみると、「効率が悪い人ばかりだから、結局私ひとりが仕事をする羽目になるんです」とやはりネガティブな発言が返ってきました。