ライトアップされた岡山城天守閣に映える和傘のタワー

　岡山市の後楽園と岡山城を夜間ライトアップする「夏の幻想庭園」と「夏の烏城灯源郷」が1日開幕する。31日夜に試験点灯があり、柔らかな光が両会場にともった。 　後楽園の芝生エリアには赤や青など4色の照明を入れた「竹灯（あか）り」200個と26個の和柄の竹製灯籠を設置。園内の各所がブドウや桃をイメージしたピンク、緑色のライトに照らされ、一帯を華やかに彩った。岡山城の天守閣前広場には投光器で照らされたカラフルな和傘約100本が並べられ、高さ4メートルの和傘のタワーが漆黒の烏城との美しいコントラストを描き出している。 　ライトアップは31日までの午後6時～9時半（入園・入城は9時まで）。初日は後楽園で午後7時から共通のオープニングセレモニーがある。 　後楽園では2日を除く毎週金曜に5年ぶりとなる音楽ステージを開催。毎週末と12～16日は西外園にキッチンカーが出店する。岡山城では「マジックナイト」（9、16、23日）や「お城DE落語」（8、22日）といったイベント（天守閣入場料が必要）を予定する。 　幻想庭園は岡山県、後楽園魅力向上委が主催し、岡山市、山陽新聞社が共催。烏城灯源郷は岡山市、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社でつくる実行委が主催。