JR西日本の特急「やくも」が日本鉄道大賞に 岡山と山陰を結ぶ新型車両で地域活性化に貢献
JR西日本が2024年4月に新型車両の運行を開始した「特急やくも」が、第23回「日本鉄道賞」の大賞に選ばれました。 【写真】2024年4月に運行開始 新型特急「やくも」
この賞は、鉄道に対する理解と関心を深めてもらうことを目標に、「鉄道の日」実行委員会(事務局:国土交通省)が鉄道に関する優れた取り組みを表彰しているものです。 今回は全国22件の応募の中から大賞1件と選考委員会による特別賞4件が選ばれ、JR西日本の「特急『やくも』~沿線の文化・風景・自然とお客様、鉄道が交感する列車~」が大賞に輝きました。 選考理由によりますと、山陽エリアと山陰エリアを結ぶ新型特急「やくも」は、半個室空間のセミコンパートメントで沿線の雄大な自然風景を大きな窓から家族やグループで楽しめるほか、「やくもブロンズ」というオリジナルカラー、駅やホームでも「やくも」を楽しむ工夫など、あらゆる場に「つながる」機能を発揮。「乗る前からワクワク、乗ってワクワク、着いてからワクワクできる」と評されました。 また、技術面でも車上型制御付き事前振り子方式で快適性も向上。地域活性化に大きく貢献している点が高く評価されました。 国土交通省によりますと、JR西日本が単独で大賞を受賞したのは2016年の第15回以来、2回目だということです。
KSB瀬戸内海放送