100％のジュネーブメイドを掲げるスイスの名門時計ブランド【ロジェ・デュブイ（ROGER DUBUIS）】が新作を発表。アーサー王伝説の「円卓の騎士」をデザインテーマとした「ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル」コレクションの第9弾モデル、「ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル ダマスカスチタン」が発売される。世界限定28本で、価格は要問い合わせとなる。

氷結の地で戦闘が勃発する瞬間を表現

ロジェ・デュブイ「ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル ダマスカスチタン」

2013年から続く、アーサー王伝説の「円卓の騎士」をデザインテーマとした「ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル」コレクションの最新作が発表された。同シリーズの第9弾となる「ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル ダマスカスチタン」で表現されるのは、透き通るような氷結の地で戦闘が勃発するかのような凍てつく瞬間。今回、ロジェ・デュブイは伝統工芸技術のムラーノガラス製法に従って製造された透き通るようなアイスブルーのガラスリングと外縁フランジを枠に用いて、この緊張感あふれる局面を見事に表現した。

ロジェ・デュブイ「ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル ダマスカスチタン」

文字盤のベースとなっているメインディスクと、湖から割り出た氷塊にもムラーノガラス製法のアイスブルーのガラスを採用。文字盤上に強烈な個性を生み出す氷塊は、フランス生まれの特殊な製造技法となり、高品質と外観の堅硬性を特徴とするリモージュのビスケット磁器でコーティングすることで、粉雪のようなきらめきを演出した。この氷塊は、ロジェ・デュブイの熟練職人たちが1片ずつ繋ぎ合わせており、多くの時間を費やして、亀裂の入った氷上を完成させている。

18Kピンクゴールド製の2人の騎士たち

ロジェ・デュブイ「ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル ダマスカスチタン」

文字盤の象徴的な氷塊だけでなく、マイクロスカルプチャー技巧を駆使した躍動感あふれる12人の騎士たちも本機の見どころだ。初期図面の段階から、それぞれの騎士像がレジン製模型で完璧なプロポーションで作成され、3Dスキャンの後に18Kピンクゴールドで型取りと鋳造を実施。さらに熟練職人たちの彫刻作業によって、極細の剣や甲冑の微妙なニュアンスを生み出すことで、高さ6mmの勇ましい騎士像が完成し、アワーマーカー代わりに配されている。ベゼルの下には覗き窓を設けており、ポーズや手にする武器が異なる12人の騎士たちをあらゆる角度から眺めることが可能。これは本機を所有したオーナーならではの特権といえるだろう。