「フォレスト・ガンプ/一期一会」のチーム再結集。幾世代もの家族の物語「HERE 時を越えて」
ロバート・ゼメキス監督とトム・ハンクス&ロビン・ライトをはじめとする「フォレスト・ガンプ/一期一会」(1994)のチームが再結集し、ある地点に暮らす何世代もの家族が織り成す愛と喪失、記憶と希望の物語を紡いだ「HERE 時を越えて」が、4月4日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開される。ポスタービジュアル(デザインは大島依提亜)と予告編が到着した。 「HERE 時を越えて」予告編 恐竜が駆け抜け、氷河期を迎え、オークの木が育ち、先住民族の男女が出会う。やがてそこに家が建ち、いくつもの家族が入居しては出て行く。1945年、戦地から帰還したアル(ポール・ベタニー)と妻のローズ(ケリー・ライリー)はその家を購入し、息子のリチャード(トム・ハンクス)が生まれる。急速に変わりゆく世界で、絵の得意なリチャードはアーティストになることを夢見ていた。そんな中、別の高校に通うマーガレット(ロビン・ライト)と出会い、二人は恋に落ちる。マーガレットは大学へ進んで弁護士を目指すものの、思いがけない人生が始まる──。
原作は20ヵ国以上で翻訳され、2016年アングレーム国際漫画フェスティバルで最優秀作品賞を受賞したリチャード・マグワイアのグラフィックノベル『HERE』。「フォレスト・ガンプ」の監督とメインキャストのみならず、脚本のエリック・ロス、撮影のドン・バージェス、音楽のアラン・シルヴェストリ、衣装のジョアンナ・ジョンストンも再び集まり、ある場所に固定したカメラから時を超えた家族のドラマを見つめるという驚きの作品を生み出した。 ゼメキス監督は「一緒にやっていて楽しいと思える才能ある人たちと仕事をしようと常に心掛けている。いつも一緒に仕事をすると楽しめるトムやロビン、(脚本家の)エリックともまた何かできるチャンスを窺っていた。今回、そういうチャンスが巡ってきて興奮したよ。トライするのは当然だと思ったよ」、トム・ハンクスは「ロバートは間違いなく信頼できる。ロビンはこれまで多忙で、スケジュールが合わなかったりしたが、いつも私は一緒にやりたいと思っていた。(念願が叶い)一緒に作品を作れてうれしかった」、ロビン・ライトは「キャリアの中でも最高の体験だった。フォレスト・ガンプでもそう思ったけれど、ロバートと組むのは今回が4度目で、トムとロバートは6か7度目だと思うが、旧知の人と仕事するのは、自分の今の年齢やキャリアを考えると貴重。必然とも言えるし、もはや家族。それがあるから、互いに考えていること、やり方もよくわかっている」と語っている。 なお、トム・ハンクスとロビン・ライトは10代から70代までをひとりで演じている。撮影現場のモニター上で、さまざまな年代の顔を入れ替えるVFXを使用することで、この難題が実現された。物語と映像技術、ともに注目したい。
「HERE 時を越えて」
監督:ロバート・ゼメキス 原作:リチャード・マグワイア 脚本:エリック・ロス&ロバート・ゼメキス 出演:トム・ハンクス、ロビン・ライト、ポール・ベタニー、ケリー・ライリー、ミシェル・ドッカリー 2024年/アメリカ/英語/104分/カラー/5.1ch/ビスタ/G 原題:HERE 字幕翻訳:チオキ真理 提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ ©2024 Miramax Distribution Services, LLC. All Rights Reserved. 公式サイト:here-movie.jp