アルツハイマー病治療薬「ドナネマブ」 厚労省の専門家部会が製造販売の承認了承
アルツハイマー病の治療薬、「ドナネマブ」について厚生労働省の専門家部会が製造販売の承認を了承しました。 アルツハイマー病は、「アミロイドβ」などの異常タンパク質がたまることで、引き起こされる病気です。 1日、厚労省の専門家部会はアメリカの製薬会社「イーライリリー」が開発したアルツハイマー病の治療薬「ドナネマブ」を製造販売することを了承しました。 今後、正式に承認されれば、エーザイの「レカネマブ」に続き国内2例目のアルツハイマー病の治療薬となります。 投与の対象はアルツハイマー病の初期段階の患者になるということです。 「ドナネマブ」は、脳内にたまるタンパク質「アミロイドβ」を取り除き病気の進行を抑制するものでアメリカではすでに承認されています。 「レカネマブ」と「ドナネマブ」に大きな違いはありませんが、「ドナネマブ」では、アミロイドβの除去が医師の判断により認められた場合、投与をやめてもアルツハイマー病の進行を抑制する効果が確認されているということです。