卓球・石川佳純さん 初日本一の秘話明かす「決勝で今まで出したことないサーブを」
卓球女子で五輪3大会連続メダルの石川佳純さんが10日、都内で「アシックスPresents 石川佳純47都道府県サンクスツアー in東京」を行った。全国各地を回りながら、卓球から学んだスポーツの魅力や、現役時代に受けた応援の感謝を伝えるイベントで、今回で21カ所目。集まった約50人の小学生と笑顔で交流した。 【写真】今まで出したことないサーブ?を披露する石川さん マイクを持ちながらスゲー!!! トークショーでは参加者から「(点数が)9ー9とか競ったときに負けてしまう。何でですか?」と試合中に関する質問が飛んだ。石川さんは「9-9は長い間卓球をやっていても難しいプレー」と気持ちに寄り添いつつ、アドバイスを送った。 「サーブ、レシーブパターン1個を試合の前から準備しておいた方がいい」とした上で、自身の経験から具体例に上げたのは、初の日本一に輝いた2011年の全日本選手権。「決勝で9-9でサーブが回ってきた。その時に今まで出したことないサーブを2回出した。そしたら勝ったんです。でもね。そのサーブは練習で毎日1時間を1カ月やりました。その日に使うために」と秘話を明かし、「緊張しているときに自分が一番自信のあるプレーを必ずしないといけない。そういう意味で準備しておくのがいい」と語った。