立民代表「大連立」に否定的 維・国幹部も足並み
立憲民主党の野田佳彦代表は4日、三重県伊勢市で記者会見し、自民党と連立政権を組む「大連立」に否定的な考えを示した。 「むしろ政権を交代させるため、野党の力を結集することに主眼を置いて取り組みたい」と語った。 石破茂首相(自民総裁)は1日放送のラジオ番組で「大連立をする選択肢はあるだろう」と語っている。野田氏は「大連立は、パンデミック(感染症の世界的大流行)や大きな危機があったときに考えられる選択肢だ。平時では考えていない」と述べた。 日本維新の会の前原誠司共同代表は同市での記者会見で「政策実現のために与党とも話し合いは行うが、野党の立場で参院選に備える。われわれの立ち位置は野党だ」と説明した。 国民民主党の古川元久代表代行も同市で記者会見し、「(自民との)連立に入るつもりは全くない」と明言。衆院で与党が過半数割れした状況をてこに、「年収103万円の壁」見直しなど党の政策の実現を目指す立場を強調した。