[高校生のバイク通学] 交通安全教育プラス地域住民と保護者の理解があって実現〈神奈川県立津久井高校〉
今後は通学条件の緩和も?
――話を変えます。神奈川県には三ない運動はありませんが、生徒のプライベートでのバイク利用の実態について把握はされていますか? 舟久保:通学手段としては原付しか認めていませんが、プライベートで乗っている生徒はかなり多いと思います。アルバイトに行ったり遊びで使ったり、それこそツーリングが趣味で排気量の大きなバイクに乗っている生徒もけっこういると思います。調査やアンケートのようなものはとくにしていません。 ――ちなみに、アルバイトをするにあたって許可証などは必要ですか? 熊坂:届け出制にはしていますが、許可制ではありません。 ――今後の動きや展開について教えてください。 舟久保:バイク通学を始めた当初はわりと内々でやっていたのが、座学/実技講習会などで外部と連携できるようになってきているので、そこをさらに拡充できたらと思っています。形になってきているので、場合によっては通学条件の住環境に関するところをもう少し緩和してもいいかもしれないなとも考えています。 ――条件緩和とはどれぐらいまでという感覚でしょうか? 舟久保:現在は緑区外(学校は緑区内にある)に住んでいる生徒に限定されていますが、緑区内に住んでいるけどちょっと登校しにくい生徒についても、バイク通学できるようにしてあげるとかですね。 熊坂:もちろん駐めるスペースの問題もありますけどね。 ――ありがとうございました。
────────── ●文:ヤングマシン編集部(田中淳麿) ※掲載内容は取材時点(’23年12月)のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
ヤングマシン編集部