4歳の幼女16時間ぶりに救出 大雨降り続くブラジル山間部
ペトロポリス、ブラジル、3月25日 (AP) ― 大雨が続く南米ブラジルのリオデジャネイロ州で大規模土砂崩れと洪水が発生、これまでに少なくとも7人が死亡したが、ペトロポリス市では崩壊した建物から4歳の幼女を含む5人が救出された。 幼女は16時間ぶりにドロの中から救出されたが、父親は家屋が倒壊した際に死亡した。救助隊によると、父親が体を張って少女を守ったため、助かったという。同じ場所でさらに3人が死亡した。 国立自然災害監視警報センターによると、リオデジャネイロの北69キロの山岳地帯にあるペトロポリスでは、24時間に321ミリ以上の雨が降ったが、これは3月一カ月分の予想雨量に匹敵するという。 寒冷前線は州の北東に移動しているが、監視警報センターは、寒冷前線は27日まで州の上空に残る可能性があり、広い地域で大雨が予想されると警告。 州政府は、州北部と北西部に「激しい雨から非常に激しい雨」が降る可能性があるとして、警報を出して住民に注意を呼び掛けている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)