智頭急行が全14駅のネーミングライツ販売 開業30周年記念事業、山陰両県で初
鳥取県などが出資する第三セクター智頭急行(鳥取県智頭町智頭)が、智頭線(上郡ー智頭)の全14駅の施設命名権(ネーミングライツ)を売り出した。開業30周年記念事業の一環。愛称として、駅ホームの駅名標に駅名と一緒に表示するほか同社発行のパンフレットなどにも記す。駅名のネーミングライツは山陰両県で初という。 【智頭急行】スーパーはくと車両更新へ 開業から30年、5年程度先の導入目指す
契約は1年間で販売価格(税抜き)は上郡、佐用、大原、恋山形、智頭の5駅が年額50万円、ほかの9駅は同10万~15万円。別途、駅名標改修費(1駅につき税抜き4万円)が必要となる。県内外の企業数社が関心を示しているという。 ネーミングライツ販売収入は、駅の美化など環境整備に使う。同社の坂本克之総務部長は「地域の皆さんが智頭急行に愛着を持ってもらえるようにしたい」と話した。 問い合わせは同社企画課、電話0858(75)6600。