プロでは大成しない…?高校通算ホームランランキング第2位 甲子園でも4発の”怪物スラッガー”
第106回全国高等学校野球選手権大会が、8月7日に開幕。夏・王者をかけて出場49校がしのぎを削る。今大会も高校通算60発を超える宇野真仁朗(早稲田実)、高橋徹平(関東一)らプロ注目のスラッガーが登場する。特にここでは、現役プロ野球選手の高校通算ホームランランキングを紹介したい。 【表】夏の甲子園2024 組み合わせトーナメント表
2位:中田翔(87本)
・出身地:広島県 ・投打:右投右打 ・身長/体重:184㎝/107㎏ ・生年月日:1989年4月22日 ・経歴:大阪桐蔭高 ・ドラフト:2007年高校生ドラフト1巡目 高校生離れしたパワーで、“怪物”の異名を取った中田翔。高校通算87本塁打は、現役2位の数字となった。 大阪桐蔭高では、1年夏から甲子園デビュー。2年夏の大阪府大会で、大会新記録となる4試合連続本塁打を放った。同年夏の甲子園では推定140m、秋の近畿大会では推定170mといわれる特大本塁打を放ち、”怪物”と呼ばれた。甲子園でも通算4ホーマーと実力を発揮。プロスカウトからも熱い視線が注がれた。 2007年ドラフト会議では、高校生ドラフト1巡目で4球団が競合。北海道日本ハムファイターズが交渉権を獲得した。プロ入り後は、高卒4年目の2011年から主に4番として起用され続け、10年連続2桁本塁打、打点王のタイトルを3度受賞。持ち前の長打力と勝負強さを発揮した。 2021年シーズン途中には、読売ジャイアンツへトレード移籍。2022年は打率.269、24本塁打と復活を印象付けたが、昨季はスタメン出場の機会が減り、同年オフに巨人を退団。 今季からは中日ドラゴンズでプレーを続けシーズン序盤に躍動を見せたが、中盤にチームと共に失速。数字上はまだAクラス入りの望みは残されているだけに、奮起を見せたいところだ。
ベースボールチャンネル編集部