結婚式の花 再利用で幸せをお裾分け レストランなど飾る 日比谷花壇
東京會舘と日比谷花壇は4月、結婚式を彩った花を二次利用して新たな価値を生み出す「ネクストフラワープロジェクト」を始動した。花の加工や装飾への再利用で廃棄を減らし、持続可能な社会の実現につなげる。「二人の幸せが誰かの笑顔に」の思いの下、幸せのお裾分けをする。 【画像】 日比谷花壇で販売するフラワーアイテムの商品例 これまで東京會舘で開かれる結婚披露宴で使用された花は参列者が持ち帰る他、さまざまな理由で半分ほどが廃棄されていた。同プロジェクトでは利用者に再利用の許可を得た上で、東京會舘のロビーやレストランの装花に利用する。また、日比谷花壇がドライフラワーなどに加工して商品化。東京都千代田区の店舗で販売を予定する。売上金を寄付し環境保全活動に役立てる。 8日時点で取り組みに賛同した利用者は約10組で、6月以降に活用が始まる予定だ。 日比谷花壇の担当者は「幅広い業界で協力し、社会問題の解決につながる取り組みにしていきたい」と話す。
日本農業新聞