「Steamキーが欲しい」そのYouTuberのチャンネル、本物ですか? 有名インディーゲーム開発が遭遇した悪質な手口とは…
これが完全に偽物であるという確証はありませんが、怪しく見えるのは事実。開発者やパブリッシャーができる対策としては、キーを送るメディアやインフルエンサーは開発者側で信頼できるところを決めて送る、相手の情報をチェックして少しでも怪しいと思ったら無視するなどが考えられます。三宅氏は今後、配信者ではないレビュアー系YouTuberにはキーを送らない方針であるようですが、こうした基準を設けるのも良いでしょう。
なお、『ウィザードリィ外伝 五つの試練』のケースでは明らかに当人を騙った配信者からのメールも複数確認されたことは報告しておきます。
以前紹介した事例では、開発者が無料の体験版キーを渡すという手段を取ったものも。正当なレビュアーは後日、本編のキーを再度要求したものの、悪質な者は体験版キーを販売することとなったようです。ただ、後に報復として低評価レビューをつけられ、それをValveに報告してBANしてもらうというひと手間が発生しているため、必ずしも万能な手ではなさそうです。
いずれにせよ、キーを請求してくるユーザーには一定数悪質な目的を持つ人もいます。送る相手や基準はしっかり定めておくと、被害を低減できるでしょう。
Game*Spark みお