「もうおもしろくないから…」マツコ TBS恩人Pの「お別れの会」で語ったテレビ界への危機感
「数々の番組を手掛けたプロデューサーのお別れの会とあって、会場は同窓会のような雰囲気でもありました。吉﨑さんが多くの人に慕われていたことが改めてわかりましたね」(制作関係者) 【写真あり】お別れの会で恩人Pへの思いを語るマツコ 今年1月に亡くなったTBSの元プロデューサー・吉﨑隆さん(享年67)の「お別れの会」が、4月10日に都内で開かれた。吉﨑さんは『サンデーモーニング』『みのもんたの朝ズバッ!』『news23』をはじめ、多くの報道番組や情報番組に携わった敏腕プロデューサーだった。 「すっかりおなじみになった『サンモニ』のスポーツコーナーの『あっぱれ!』『喝!』という演出も吉﨑さんのアイデアです。また、『朝ズバッ!』を人気番組に育て上げたことにより、TBSにとって“不毛地帯”と言われていた平日朝の時間帯を盛り上げた功績が高く評価されています」(前出・制作関係者) 150人ほどが出席したお別れの会には関口宏(80)、みのもんた(79)という“TBS朝の顔”だった大御所2人が姿を見せ、故人を偲んだ。そして、吉﨑さんとゆかりの深い芸能人がもう1人駆けつけていた。マツコ・デラックス(51)だ。 会の途中で披露した弔辞では、“マツコ節”が全開に。 「吉﨑さんについて『こんなオカマをテレビのど真ん中に引っ張り込んだ張本人』と語りました。『MXで自由に勝手にやっていたのに、こんなところに出されて迷惑しているのよ』とまくしたてると、会場がドッと沸きました。 さらに、仕事熱心で発想豊かな吉﨑さんのことを“常軌を逸した人”のことを意味する“放送禁止用語”で呼び、それを連発したのです。スピーチからは吉﨑さんとマツコさんの強い信頼関係がうかがえました。 出席したご遺族にも『アンタたちのお父さんはねぇ~』と語りかけ、笑いを誘っていましたね」(前出・制作関係者) ■マツコにとって、吉﨑さんは“テレビ界の恩人”だ。 「05年からTOKYO MXの『5時に夢中!』でコメンテーターを務めていたマツコさんを、キー局で初めてレギュラーに抜てきしたのが吉﨑さんでした。お昼の情報番組『ピンポン!』の金曜コメンテーターに起用したのです。 出演にあたってマツコさんが提示した条件は『ギャラは安くてもかまわないから、衣装だけは毎週用意してちょうだい』というものだったそうです」(スポーツ紙記者) このときのオファーについて、マツコは雑誌のインタビューで次のように振り返っている。