【湘南】根本凌のJ1初ゴールを生んだ先輩との自主練習「準備してきたタイミングや形を出せた」
鈴木雄は「無理やり僕が付き合わせた(笑)」
7月14日、湘南ベルマーレはJ1第23節でジュビロ磐田とホームで対戦し、5-0で快勝した。 【動画】根本凌のJ1初ゴール! 圧巻のゴールラッシュのなかで、嬉しいJ1初得点を挙げたストライカーがいた。今季に栃木SCからレンタルバックした根本凌だ。 前半に磐田のDFリカルド・グラッサが退場し、数的優位かつ4-0で迎えた75分、右ウイングバックの鈴木雄斗のアーリークロスに根本が素早く反応。右足のワンタッチシュートを見事にゴールへ流し込んだ。 根本は試合後、自身の得点をこう回想した。 「ニアに入っていく練習はチームとしてやっていたなかで、(鈴木)雄斗君から素晴らしいボールが来た。しっかりとワンタッチで決められて良かったです。 ただ、良かったかなと思う反面、守備や切り替えのところで課題が見つかった部分もある。また、ルキ(ルキアン)や(鈴木)章斗、(福田)翔生も調子を上げてきているので、1点じゃ足りないなという感覚もある。今後もチームを勝利に導く得点を取りたいです」 根本は昨年8月に前十字靭帯断裂の大怪我をして、昨季の後半戦と今季の前半戦をリハビリに費やした。7月6日の前節・浦和レッズ戦(3-2)での復帰からわずか2戦目で得点を挙げ、幸先の良いリスタートを切った形だ。 そんな磐田戦のゴールの背景には、得点を演出した先輩との自主トレーニングがあった。 「今週、全体トレーニングの後に雄斗君とふたりでクロスに合わせる練習をしたんです。準備してきたタイミングや形を出せたと思います」 鈴木雄は「無理やり僕が付き合わせた(笑)」と自主練習の経緯を説明。この背番号37が「めちゃめちゃ(クロスを)蹴りましたよ。今日、身体が張っていて大丈夫かなと思うくらい」と語るほどで、この練習が後輩・根本のJ1初ゴールを生み出したと言っても過言ではない。 取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)