百貨店のない柳ケ瀬 今後を考えるトークショー 岐阜市
柳ケ瀬における百貨店の歴史を振り返り、今後のまちづくりを考えるトークショーが、岐阜市で開かれました。 これは、無印良品柳ケ瀬店にある交流スペース「本のひみつ基地」のオープンを記念して開かれた連続トークショーの第2弾です。会場となった「本のひみつ基地」には、約30人が集まりました。 トークショーには、柳ケ瀬グラッスル35管理組合の商業部会長を務める福井雅一さんと岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会の理事長を務める水野琢朗さんが出演し、「もう百貨店なんていらない!?」と題して語り合いました。 柳ケ瀬は戦前、当時の市長の積極的な誘致により丸物百貨店が出店し、その後も外部資本の百貨店が次々に進出しましたが、今年7月に岐阜髙島屋が営業終了したことにより百貨店は姿を消しました。 福井さんは、従来見られる縦型のビルの百貨店と異なり、現在の柳ケ瀬の商店街は平面の百貨店だと持論を展開し、「百貨店に頼らない商店街にするために、それぞれの店舗が魅力を高める必要がある」と話しました。
水野さんは地元に住んでいる人たちで自分のまちをよくしていくことが重要だとし、「商店街は柳ケ瀬の住民のライフスタイルに融合することが大事」と話しました。 このほか、参加者からも、柳ケ瀬の新たなまちづくりについて意見が出され、会場は熱気に包まれました。