【NFL】新契約を求めるRBカマーラを支持するセインツRBウィリアムス
昨季、カマーラはキャリー数(180回)でチーム内トップに立ち、キャッチ数(75回)でもワイドレシーバー(WR)クリス・オレーブに次ぐ2位につけるなど、得点でNFL内9位につけたセインツ攻撃陣の原動力として活躍。クオーターバック(QB)デレック・カーは困った状況になると、俊足のカマーラにボールを託していた。
しかし、結果を残したとはいえ、カマーラは以前より多くのプレーを要していた。ランヤード(694ヤード)とキャリー平均ヤード(3.9ヤード)はともにキャリア最低レベルの数字となり、レシーブ平均ヤード(6.2ヤード)もまた、キャリアで最も低かった。
とはいえ、その多くはセインツがやりたいことを相手ディフェンスが把握していたということで説明がつく。つまり、セインツは主にカマーラかオレーブにボールを渡し、彼らがプレーを生み出すことを期待していた。30歳を迎える2025年シーズンに保証金がなく、キャップナンバーが2,910万ドル(約45億8,700万円)に跳ね上がるカマーラは、自分がまだやれることを証明するために新たな契約を求めているのだろう。
カマーラは攻撃コーディネーター(OC)に就任したクリント・クビアックによる新しいオフェンスで、それを成し遂げることになる。クビアックは2023年シーズンに、総合得点とランヤードでNFL内3位につけたサンフランシスコ・49ersの独創的なオフェンスで、パスゲームコーディネーターを務めていた。クビアックはカマーラにとって重要なシーズンに、特にプレスナップモーションを増やすことで、カマーラが動きやすい状況を作り出せるよう後押しするはずだ。
チームメイトが経済面の安定を得るために必要な動きに出ていることを支持しているのと同じように、ウィリアムスは新しい攻撃コーディネーターにも大きな期待を寄せており、クビアックのスタイルを「別の側面から見たことがある」と述べた上で、今度はその恩恵を受ける準備をしている。