熱中症4割は夜間や睡眠中に 寝苦しい熱帯夜…エアコンの使い方は? 質のいい睡眠が熱中症リスク下げるか【#みんなのギモン】
■湿度が20%変われば、体感温度約4℃変わる
小野解説委員 「そう、湿度も『40%~60%』にするといいそうです。こちらはダイキンが行った実験ですが、部屋の中の温度28℃、湿度85%の時、皮膚の温度は顔や手などが赤く温度が高いことが分かります」 「これを温度は28度のまま、湿度を60%まで下げると…。顔や手の温度、下がってきていますよね。この実験を12人が行って10人で皮膚温度が下がったといいます。湿度というのは、体にどう影響するか?」 「人は汗をかいて蒸発するときに、体温を下げて体温調節を行っていますが、湿度が高いと汗が蒸発しづらく、体温もうまく下げられないということになります」 「湿度が20%変わると、体感温度はおよそ4℃も変わると言われてるそうですよ」 山崎アナウンサー 「エアコンは使っているんですが、冷房でなくて、除湿なので。エアコンの使い方でいうと、機能の使い分けもしていきたいですよね」
■エアコンはつけっぱなしか? 切るか?
小野解説委員 「つけっぱなしか、タイマーで切るか。パナソニックは『つけっぱなし』を推奨しています。特に熱帯夜は途中でエアコンが止まると、暑くて起きてしまうこともあります」 「そして、『風は上向き』にして、『寝室に入る30分前』にエアコンをつけるといいそうです。寝る前にエアコンを入れておいて、部屋にこもっている熱気を下げておくということがいいですね」 「また、冷たい空気は部屋の下にたまりますから、風向きを上向きにすることで、冷気が上から下へ下りながら、ムラ無く部屋を冷やせるということになるそうです」 「パジャマも気にしていただきたいんです。パジャマは汗をしっかり吸う綿やシルクがおすすめだそうで、全身の汗を吸収するためにも、夏でもゆったりとした長袖、長ズボンが理想です」 鈴江アナウンサー 「エアコンをつけっぱなしにして、長袖、長ズボンがおすすめなんですね」 小野解説委員 「まだまだ暑い夏は始まったばかり。炎天下だけでなく、夜間の過ごし方も積極的に気を使って熱中症対策をお願いします」 (2024年7月5日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
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