【米大統領選】バイデン意外に健闘、共和党系の世論調査でもトランプを上回る
■トランプへの支持固めが狙いか
シャナハンは、さらにこうつけ加えた。「今回の世論調査は、トランプが不倫の口止め料支払いに関する虚偽記載の罪に問われたニューヨーク州での裁判が始まる直前に実施された。この不名誉な裁判は、トランプの支持層以外の有権者、とりわけ共和党の穏健右派にトランプ離れを起こさせる可能性があるが、トランプが勝つためには彼らの支持が必要だ。今回の調査の目的は、バイデンも手強いという事実を示唆すことで、トランプへの支持をつなぎ止めることだったのではないか」 コメントを求めたところ、トランプ陣営のスティーブン・チョン報道官からは本誌宛てに、トランプがバイデンをリードしているという結果が示された2つの世論調査結果へのリンクが送られてきた。一つはトランプが5つの激戦州でバイデンをリードしていることを示すもので、もう一つは全国的な支持率でトランプ(47%)がバイデン(46%)を上回っていることを示すものだ。 米大統領選まであと7カ月。バイデンとトランプのどちらが勝利するのかをめぐる憶測は今後も続くだろう。そして11月の投票日が、アメリカ政治の将来を決める。
ケイト・プラマー