ディープな京都を体感できる、海外デザイナーのお気に入りスポット5
海外のクリエイターたちにも人気の京都。今年日本を旅したばかりのダニエル・スコフィールド、京都で織物について学んでいたティファニー・ロイ、昨夏京都を訪れたテロニウス・グピル、日本でも働いていた経験のあるガラ・エスペル。それぞれの視点で選ばれたスポットは、寺院からカフェまで、京都に行ったら訪ねてみたいと思わせられる場所がたくさん。これからのデザインシーンをリードする彼らのお気に入りをぜひチェックしてみて!
Daniel Schofield(ダニエル・スコフィールド)のおすすめは?
ロンドンとコペンハーゲンを拠点に活動するイギリス人デザイナー。グラフィックデザインと大工仕事の訓練を経て、プロダクトデザインの道へ。テレンス・コンラン卿とともに密に働いた経験をもち、2012年に独立。シンプルな美しさを追求し、「アーコール」「Menu」や「Audo copenhagen」、日本では「石巻工房」から作品を発表している。
1965年の誕生以来、世界中のオーディオファンに愛されているパナソニックのオーディオブランド、「テクニクス」が2023年12月にオープンしたカフェ。その世界観を堪能でき、新たな音楽スタイルを楽しめるスポットとして、音楽ファンからも注目を集める。 Technics café KYOTO 住所/京都府京都市中京区新町通錦小路下る小結棚町444番地 京都四条新町ビル1階
愛宕(おたぎ)念仏寺
「京都を訪れる者としてお寺を見たり、歴史について学んだりするのは素晴らしいことです。この愛宕念仏寺は、ほかの人気のあるお寺よりも静かな印象を受けました」
奈良時代に起源をもち、長い歴史のなかで洪水や台風の被害を受けつつもその度に復興されてきた由緒あるお寺。どれも表情豊かな1,200体の羅漢像が訪れる人を迎えてくれる。 愛宕念仏寺 住所/京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2-5
Tiffany Loy(ティファニー・ロイ)のおすすめは?
シンガポール人テキスタイルアーティスト。シンガポールで工業デザイン、京都で織物を学んだ後、ロイヤル・カレッジ・オブ・アートでテキスタイルを専攻。彫刻的なアプローチのテキスタイル作品を得意とし、2014年に活動を開始して以来、彼女の実験的な作品はシンガポール美術館、京都市美術館、ミラノトリエンナーレなどで展示されている。