県庁周辺に設置する方針を示していた県警本部の独立庁舎について、２日、県は、3つの建設候補地の案を示しました。県警は、このうち長野合同庁舎北側にある駐車場に新庁舎を設置したい意向を示していることが分かりました。 県警本部の独立庁舎化はこれまで県政運営の指針を示す「県総合5か年計画」の中で昨年度から検討されてきました。 現在の県警本部は県庁の10階や9階を中心に置かれていますが、一部の部署が本部とは別の場所にあるため、情報の集約や指揮系統の一元化などが課題となっていました。 ２日、県が示した県警本部・新庁舎の候補地は県が所有する建物や土地の3か所です。県庁との連携や防災、災害時の機能性などの観点から候補地を3つに絞ったということです。 湯本翔太記者 「県警は3つの候補地のうち、この長野合同庁舎北側駐車場周辺を新庁舎にしたい意向があるということです」 およそ7000平方メートルあるという合同庁舎の北側駐車場周辺。県は、県警の意向を受けてこの場所に新庁舎を設置することを軸に検討を進め、今年度末には整備方針を公表する予定です。