オーストラリア指揮官、森保ジャパンの「素晴らしい進歩」に敬意も「自信がある。勝ち点3を取る」
オーストラリア代表を率いるトニー・ポポヴィッチ監督が、FIFAワールドカップ26アジア最終予選第4節日本代表戦の前日会見に臨んだ。 最終予選で1分1敗とスタートに失敗したオーストラリア代表は、グラハム・アーノルド前監督の辞任を受けてポポヴィッチ監督が就任。新体制の初陣となった中国代表戦では逆転勝利で初白星を掴んだ。 ポポヴィッチ監督は3-1で勝利した中国戦を振り返って、「ちゃんと得点することができましたし、全体的に見て守備も含めてとても良かったと思います。自分が指揮をとって短い時間で新しいメンバー、スタッフの中、時間がない中で整えたが、守備は良かったと思います。明日の試合でもしっかりと生かしていきたいです」と手応えを示し、日本戦への意気込みを次のように示した。 「自分たちが照準を当てているのは、フォーメーションをどうするというよりも、どうプレーするかです。中国戦は途中で変えたので流れの中で柔軟に変えます。プレースタイルはどんどん進化していく、悪いところがあったら改善をしていく。それを続けていくことが大事になります。まだ自分がとって1試合だけですが、結果についてはとても嬉しく思っています。逆転勝ちできたことが特に良かったです」 「明日は素晴らしい相手、スタジアムで試合できるので、しっかりと勝てるという考えを持って、自信を持って戦いたいです。ワールドカップの本大会に進める自信があります。ただ、簡単ではなく長い道のりだと思います。あまり先のことは考えず、一つひとつの試合に対応していくので、まずは明日の試合にどのようなメンタルで臨むか。勝てるという自信がありますので、明日勝ち点3を取る。その後に本大会に進むことができら大変だけど嬉しい頭痛となります」 ポポヴィッチ監督は日本代表を率いる森保一監督と現役時代にサンフレッチェ広島で共闘し、引退後も交流が続いている。“ポパ”の愛称で親しまれた指揮官は、「森保監督は非常に素晴らしい指導者です。代表監督として非常に良い結果を残してます。選手としてもキャプテンとして優れた選手でした。人間としてもリスペクトしています。常に進化をしようとしている、常に学ぼうとしている、吸収しようとしている人です。そうした面がサッカーにも非常によく生かされていると思います」と森保監督の人間性を高く評価した。 FIFAワールドカップドイツ2006ドイツでは選手として日本代表と対戦して勝利。ただ、オーストラリア代表は2009年を最後に日本代表戦で勝利がなく、ポポヴィッチ監督も「日本代表はあれ以来、本当に素晴らしい進歩を遂げました。自分の友達である森保監督の力は大きいと思いますし、日本は一つステージが上がったと思ったら、また次のステージに行って強くなっている」と森保ジャパンへのリスペクトを示した。それでも同監督は、「ただ、どんなリーグ戦であっても1位を目指して頑張りますし、そうできる自信と信念があります」と難敵を破っての本戦出場への決意を改めて示した。 日本代表vsオーストラリア代表は『埼玉スタジアム2002』にて行われ、15日19時35分からのキックオフを予定。地上波『テレビ朝日系列』で放送されるほか、「DAZN(ダゾーン)」/「ABEMA de DAZN」でのネット配信も行われる。
SOCCER KING