JR東海「東の玄関口」に東急の”超豪華列車”見参! 県知事も登壇して記念セレモニー開催
静岡県各地を4日かけて運行
東急とJR東海は2024年11月8日から、静岡県内でクルーズトレイン「THE ROYAL EXPRESS~SHIZUOKA・FUJI CRUISE TRAIN~」の運行を開始しました。これを記念して、JR東海の三島駅において記念セレモニーが開催されました。 【見た目も確かに豪華…!】三島駅で開催された記念セレモニーの様子(画像) この列車は、静岡県の観光振興を目的に東急とJR東海がタッグを組んで運行するクルーズトレインです。使用する車両は、2017(平成29)年に横浜~伊豆急下田間で運転を開始した「ザ ロイヤルエクスプレス」。伊豆急行の2100系電車を全面的に改造し、インダストリアルデザイナーの水戸岡鋭治氏がデザインを手掛けています。車内は各種の伝統工芸品などにより装飾されており、格式高い豪華な空間が演出されています。 運転区間は、横浜~熱海~静岡~浜松~新居町~横浜。この区間を4日間かけて走ります。列車の旅を楽しむとともに、専用バスなどを活用して静岡県内の観光名所を巡ります。また、乗客は車内には宿泊せず、厳選された沿線の旅館やホテルに宿泊します。料金は1人あたり75万円からとなっていますが、応募人数は定員の2倍という人気ぶりです。 セレモニーに登壇したJR東海の丹羽俊介社長は「静岡県は自然豊かで、歴史・文化に富み、おいしい食事でも有名な場所。今回のツアーはこうした静岡県の魅力を存分に詰め込んだものとなっている。今回の運行を機に、静岡県の魅力を多くの方に知ってもらい、ますますたくさんの方が静岡県にご訪問頂くきっかけとなれば幸いだ」と述べました。 また、静岡県の鈴木康友知事は「最近はこうした豪華列車が大人気であり、静岡県での運行を待ち望んでいた」としたうえで、「静岡県として、今回の運行をきっかけに県内の豊かな地域資源を国内外にPRし、観光交流を拡大していきたい」と意気込みを語りました。 「THE ROYAL EXPRESS~SHIZUOKA・FUJI CRUISE TRAIN~」は、2024年11月~12月にかけて3泊4日の旅行商品として、今回を含め6回運行される予定です。
乗りものニュース編集部