「コードギアス」複数の新作が制作中と発表! 福山潤(ルルーシュ役)、天崎滉平(ロゼ役)登壇でアフレコ振り返る! バースデー上映会オフィシャルレポ到着
『コードギアス』シリーズ恒例の、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の主人公・ルルーシュの誕生日を祝うイベントを開催。2024年12月7日に開催されたスペシャルバースデー上映会のオフィシャルレポートが到着した。ルルーシュ役の福山潤に加え、『コードギアス 奪還のロゼ』よりロゼ役の天崎滉平が登壇し、多数の新情報が発表された。 【フォト】新作を鋭意制作中! 『コードギアス』の関連画像はこちらをチェック 『コードギアス』は、2006年に放送が開始されたTVシリーズ『コードギアス 反逆のルルーシュ』を皮切りに、作り込まれた世界観と予想を裏切るストーリー展開で今なお多くのファンを魅了し続けているシリーズだ。 その続編『コードギアス 反逆のルルーシュR2』、新たな主人公アキトの活躍を描いた『コードギアス 亡国のアキト』、TVシリーズを再構成した『興道』『叛道』『皇道』の劇場総集編三部作、そこから繋がる完全新作『コードギアス 復活のルルーシュ』と放送・公開されてきた。 『コードギアス 奪還のロゼ』は、その新たなプロジェクト「コードギアス Next 10years Project」のひとつとして発表された新作アニメシリーズにあたる。ネオ・ブリタニア帝国に占領された合衆国日本・旧ホッカイドウブロックで「ナナシの傭兵」として知られる傭兵兄弟のロゼとアッシュを主人公に、『反逆』と『復活』のその後の“奪還”の物語を描く。 監督は大橋誉志光、シリーズ構成は木村暢が務め、キャラクターデザイン原案にCLAMP、キャラクターデザインに木村貴宏、島村秀一と、シリーズお馴染みの豪華制作陣が集結した。さらに広がる『コードギアス』の世界を、全4幕でスクリーンに映し出した。 12月7日に新宿バルト9にて、「『コードギアス 反逆のルルーシュ』&『コードギアス 奪還のロゼ』スペシャルバースデー上映会」が開催された。 ルルーシュの誕生日である12月5日に合わせて行われる恒例のイベントだが、今回はルルーシュ役の福山潤、谷口廣次朗プロデューサーに加えて、シリーズ最新作『コードギアス 奪還の ロゼ』よりロゼ役の天崎滉平も登壇。2回実施されたイベントの、1回目のスペシャルトークショーの模様をお届けする。 『コードギアス 反逆のルルーシュ』STAGE 1「魔神が生まれた日」、『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』TURN 1「魔神が目覚める日」、『コードギアス 奪還のロゼ』第1話「雪解(ゆきげ)-Melting Snow-」という3話を連続上映後、大きな拍手に迎えられて、福山、天崎、MC担当の谷口プロデューサーが登場した。 まずは、『奪還のロゼ』制作発表が行われた昨年のバースデー上映会の話題から、トークがスタート。当時は内容についてまだ話せないことばかりだったため、谷口プロデューサーから福山に「イベントの時点でL.L.としての収録は終わっていたわけじゃないですか。ただ、出演するとは言わずにやっていましたよね」とさっそくツッコミが飛ぶ。すると福山は「思い返してほしいんですよ。出てないとはひと言も言ってないんです。俺は知らない、関わってないとしか言っていないんです。一切、嘘はつかなかったんです!」と胸を張って反論。イベント終了後には、天崎とアッシュ役の古川慎から「先輩はこうやって嘘をつくんだ」と言われたそう。それでも「俺は、ストーリーは知らないし(奪還のロゼの)事件には関わってないでしょ!?」を身の潔白を訴え、そのあまりの勢いに、客席からは拍手と笑いが巻き起こった。 さらに、その流れで谷口プロデューサーから「アッシュとロゼという兄弟2人が活躍する物語だと5か月間嘘をついてきたわけですが」と話を振られた天崎が「僕に関しては、嘘をついていました」と苦笑い。また、福山さんは『R2』の内容が最初に聞かされていたものからガラっと変わり、「(当初の構想が)微塵も残ってねえじゃねえか!」と驚いたエピソードを明かした。谷口プロデューサーによれば、ルルーシュが捕まって牢屋から指示をするパターンや、ブリタニア皇帝のシャルルに勝ったパターンなど様々な構想があったそう。そのうえで、放送時間が深夜から夕方に変わるにあたり、『R2』から観た人も楽しめるようなパターンが採用されたとのこと。福山は「だんだんみなさんがふざけて、俺に嘘を教え始めたんですよ。学園海賊になる、とか」と笑いながら振り返った。 当時、まだひとりの高校生として『反逆のルルーシュ』を観ていた天崎は「高校生になってからアニメーションを真剣に観始めたので、その新鮮な脳にとってすごく刺激的なストーリー展開で、ずっと夢中になっていました」と懐かしそうに語った。 続いての話題は、『反逆のルルーシュ』のアフレコについて。そこで福山から「声をマックスまで低くして」と言われて役作りをした結果、『R2』の最終回までの2年間で「首が4センチ太くなった」という、まさかのエピソードが飛び出した。叫ぶシーンが多いうえに、話すテンポが早くて息を吸うタイミングがなかったため、最小限の息で慣れない低い声を絞り出すことになり、筋肉が異常に鍛えられたという。「当時の声優業界は『お芝居はハートだから』というメンタル論のほうが強かったけど、フィジカルも大切だよねって。どうやって自分の体と向き合っていこうかと、真剣に考え始めた時期でもありましたね」と、声優として大きな転機になったと語った。 さらに、平成以降になり作品数がどんどん増えていった中で、「自分が本来やっていた少年や青年とは違うラインで、強烈なイメージを持ってもらえたというのはギフトみたいな感じ」と、ルルーシュ役を演じられたことへの感謝を口にした。『奪還のロゼ』のアフレコ話に移ると、天崎は「ちょっと演技がかったお芝居をやる役が多くて。自然なお芝居を求められる現場にあまり入れなかった」と、当時抱えていた悩みを吐露。そんな中、オーディションで皇サクヤが演じるロゼという役に選ばれたことで「これって、もしかして武器にしてもいいのかなって思えた」と感慨深そうに振り返った。 『反逆のルル ーシュ』の1話収録時に苦しんだ福山が「監督からはなんて言われたの? どういう調整が入ったの?」と質問し、「ロゼに関してのディレクションは、ほぼなかったです」という天崎の答えを聞いて、「話が違うじゃねえか! 俺はボコボコにされましたからね……」と悔しがる場面も。さらに谷口プロデューサーから、ロゼという名前はルルーシュが名のっていた「ゼロ」のアナグラムであったこと、『奪還のロゼ』のもともとのタイトル『奪還のゼット』は「ゼロ」の「Z」が由来だったことなどが初めて明かされた。 アフレコ秘話の他にも、先日2.5周年を迎えたスマホアプリゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』の今後について話が盛り上がりすぎて時間がなくなってしまい、ルルーシュの誕生日グッズの紹介がカットされてしまうという、まさかの展開に。「しゃべりすぎました」という谷口プロデューサーの反省コメントに、客席も大爆笑。それでも今日はあくまでルルーシュのバースデーイベントということで、天崎からルルーシュ代理である福山へ花束が贈られ、会場は今日一番の大きな拍手に包まれた。 フォトセッションの後は、シリーズファンへメッセージを届けていく。 まずは谷口プロデューサーから2つ、シリーズの新情報が発表された。1つ目は今後の展開について、現在、複数の新作を鋭意制作中であること、2つ目はシリーズ劇場13作品の連続上映イベントの実施を発表した。詳細は決定次第発表していくので、今後の続報を楽しみに引き続き、シリーズの応援をして欲しいと伝えた。 天崎は「こうやって続いていくシリーズの一員になれたという思いを、今日改めて感じました。『奪還のロゼ』最終幕の舞台挨拶で、谷口プロデューサーに『続編を作ってくれ』とギアスをかけたので、いずれロゼやサクヤたちの物語もみなさんにまたお届けできると思っています。引き続きよろしくお願いいたします!」と晴れやかな表情で語った。そして最後は、福山が「新作を準備していますといううれしい言葉もいただけたので、今後もみなさんの脳髄を刺激するような作品になってくれることを願っています」とこれからのシリーズ展開を期待したくなる言葉でトークショーを締めくくった。 『コードギアス』のシリーズ新作についての詳細は決定次第発表される。劇場13作品連続上映イベント実施について、上映時期など詳細も決定次第公式サイト、公式Xで案内されるため楽しみに待ちたい。 イベント概要 『コードギアス 反逆のルルーシュ』&『コードギアス 奪還のロゼ』 スペシャルバースデー上映会 ●日時:2024年12月7日(土) 1回目13:10の回(上映後にトークショー) 2回目15:40の回(上映前にトークショー) ●場所:新宿バルト 9・シアター9(13 階) ●出演者:福山潤(ルルーシュ役)、天崎滉平(ロゼ役) 谷口廣次朗(MC、プロデューサー) ※敬称略 (C)SUNRISE/PROJECT L-GEASS Character Design (C)2006-2017 CLAMP・ST (C)SUNRISE/PROJECT G-ROZE Character Design (C)2006-2024 CLAMP・ST
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