【石原さとみさん・37歳】「自分に飽きたら終わり」女優としての現在地とは|美ST
当時は自分のことより子どもを生かすことに精一杯で、シミ・そばかすも増え、髪の毛も抜け、睡眠不足と慢性疲労でボロボロの状態。娘の失踪とSNSからの攻撃で心を失っていく母親役を演じるにあたっては今までのアプローチではダメ。 どれほど美ST的な世界からかけ離れられるかが試されるとはいえ、相当なやつれ具合でした(笑)。でも言い方は変ですが、その状態をベースに、もっと追い込んで役作りできたので結果オーライになったかもしれません。そしてまさに運命的なことに次の作品が検事役のドラマ「Destiny」。 その現場でも自身がキレイに映ることは考えず、シーンが美しく成立することだけを目標にしました。普段は映画を制作するこだわりのチームと一緒にドラマを作ることができて本当に幸せ。 子どもを持ってから関わらせていただいた仕事を通じて、自分よりも作品が見ている人にどう響くかが大事と改めて痛感しつつ、ワクワクをつくり出して新しい自分に出会えたのは、まさに自身でかじ取りできた成果かもと思っています。 《衣装クレジット》 トップス¥169,400パンツ¥143,000(ともにボッター/イザ)イヤーカフ¥20,900(フミエ タナカ/ドール)キャミソール(スタイリスト私物) 2024年『美ST』7月号掲載 撮影/生田昌士(hannah management) ヘア・メーク/paku☆chan スタイリスト/宮澤敬子(WHITNEY) 取材/柏崎恵理 再構成/Bravoworks,Inc.