松江駅前再開発の最終デザイン案公表は来年以降に 「現実的なプラン」へさらなる議論必要(島根・松江市)
山陰中央テレビ
JR松江駅前の再開発について官民で検討を進めている「松江駅前デザイン会議」の6回目の会合が27日に開かれ、2024年中としていた最終のデザイン案のとりまとめは、さらに議論を深める必要があるとして、翌年以降に持ち越されました。 「松江駅前デザイン会議」は、これまで5回の会合の中でたたき台となるデザイン案を示したうえで、市民アンケートを募るなどして駅前再整備の議論を進めてきました。 これまで最終的なデザイン案について、年内を目途にとりまとめて公表するとしていましたが、27日の会議の冒頭、田部長右衛門会長は次のように述べました。 松江駅前デザイン会議 田部長右衛門会長: 注目度が高いこともあり、お金の算段を含めてどうするか、皆さまの意見をいただいて微調整が必要。 大まかなデザイン案はできあがっているとしたうえで、市が示す松江テルサの撤去案や一畑百貨店跡地の民間開発の進捗を含め、案を具現化するにあたり微調整が必要であるとして、年明け以降も議論を続ける考えを示しました。 そのうえで、この日の会議では、北口の駅前広場に「水の都・松江」を感じられるような噴水を作ることなどが新たに提案されたほか、駅の南北の動線やバスターミナルの再編成などについて、次回以降も委員から意見を募ることが確認されました。 松江駅前デザイン会議 田部長右衛門会長: 時間をかけて議論して実現しなかったというのが最悪なので、現実に照らし合わせたプランにするのにやはりもう少し議論を要する。 デザイン会議は、最終案の公表の期限は設けないとしたうえで、2025年中には結論を出したいとしています。
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