国道が陥没…前日の大雨影響か 直前に走行した車は“違和感”おぼえ… 千葉・市原市
陥没した道路の下には、雨水を排水するための水路が走っています。地盤工学に詳しい専門家は、この水路に着目。 日本大学理工学部 鎌尾彰司准教授 「可能性があるとしたら、天井にあるひび割れから、逆に水が外に出て(水路の)コンクリート製の構造物の上の土を泥流化させて泥水化させた。そこの部分を早く空洞にしてしまった。老朽化によっていずれ陥没するはずだったのが、この大雨によって、それが少し早められたと考えられる」 「出口には大量の土が堆積している状況と聞いているが、用水路の水では流しきれないほどの大量の土・天井が破損崩落することで、土も落ちていったと考えるのが妥当」 国土交通省は、3日の大雨が水路に流れ込んだことが影響した可能性も考えられるとして、原因を調査しています。 日本大学理工学部 鎌尾彰司准教授 「同じような箇所が我が国にはいくつでもあるといっても過言ではない。管理者がしっかり管理をして、危険な箇所から工事していくことが必要」 ◇ 4日の夜になっても… 大町怜央フィールドキャスター 「日は落ちたんですが、まだ渋滞は解消されていません。我々が進んでいるこの車線もそうですし、反対車線も渋滞となっています」 大動脈ともいえる道路で起きた陥没。国土交通省は、5日の正午の通行止め解除を目指しているということです。 (9月4日放送『news zero』より)