ドクのフィットは予想外? ここまで3G6Aの新星ドリブラーにロドリも驚く 「普通のことじゃない」
グリーリッシュを脅かす存在に
マンチェスター・シティは今夏、MFマテオ・コバチッチ、MFマテウス・ヌネス、DFヨシュコ・グヴァルディオル、FWジェレミー・ドクの4人を新戦力として獲得した。 コバチッチやヌネスがまだ本来のパフォーマンスを発揮するのに時間がかかっている中、グヴァルディオルは左SBとして少しずつフィットしてきている。そして新加入選手の中でも、驚くべき結果を残しているのがドクだ。 11節のボーンマス戦では1ゴール4アシストを記録し、ここまで公式戦12試合で3ゴール6アシストを記録している。昨シーズン好パフォーマンスを見せたFWジャック・グリーリッシュの左ウイングのポジションを脅かす活躍をここまで見せているドクだが、これには同僚のMFロドリも驚きを隠せないようだ。 「我々は、かなり驚いたと思う。普通のことじゃないからね」 「彼は若く、別のリーグから来たが、適応した。リーグはフィジカル重視なので、彼の強さが助けになったのかもしれない。彼は多くのことに関与し、チームに必要なものを与えている」 「彼がここでプレイした最初の1、2試合以来、彼は我々のプレイスタイルに進化してきた。彼は素晴らしかった。我々は皆、彼のドリブル能力、パワーを知っており、今では彼は我々のプレイを理解している。最初のゴールを見ればわかる。彼はシュートフェイントをし、私とワンツーをし、ワンタッチ、ツータッチで素晴らしいゴールを決めたんだ 。今日(ボーンマス戦)の4アシストは、得点だけでなく、彼の能力を物語っていると思う」(英『Manchester Evening News』より) ペップ・グアルディオラのサッカーになれるまで時間のかかる選手も多く、加入1年目は思うようなプレイができない選手もマンCでは多いが、ドクはすでに重要な役割を担いつつある。 FWレロイ・サネやFWラヒーム・スターリング以降、スピード重視のウインガーはいなかったが、ロドリはドクがすぐにチームにフィットした戦術的側面に感銘を受けているという。 試合を経るごとに、単独でのドリブル突破だけではなく、チームメイトとの連携も向上してきているドク。マンCに新たな風を吹き込んでいるドリブラーは、すでにチームの新たな武器となっている。
構成/ザ・ワールド編集部