オランダはEURO2024でサプライズチームとなれるか リヴァプール3人衆とセリエAで爆発中のMF、そしてブンデス最強WB
「強いオランイェ」は帰ってくるか
ヨーロッパ各国の代表チームはEURO2024のメンバー選定に入り、予備登録メンバーが発表され始めた。 MFエンゴロ・カンテが復帰したフランス代表、母国開催のドイツ代表などに注目が集まるなか、英『Daily Mail』はオランダ代表を「サプライズを起こすことができるか」と取り上げている。オランダ代表もまた、大会に向けた予備登録メンバー30人を発表したばかりだ。 2014年のワールドカップ・ブラジル大会で3位入賞を果たして以降、国際大会で目立った成績を残せていないオランダ。しかし、世代交代を経てフィルジル・ファン・ダイクのような世界最高峰の選手が育ち、若い世代も台頭してきた。この30人にも興味深いメンバーがいると同紙は指摘する。まずはDFファン・ダイク、コーディ・ガクポ、ライアン・グラフェンベルフというリヴァプールの3人衆だ。 ファン・ダイクがキャプテンであるのはクラブでも代表でも同じで、普段から同じサッカーをプレイしているという強みがある。また、プレミアリーグのチームからはDFネイサン・アケ(マンチェスター・シティ)、ミッキー・ファン・デ・フェン(トッテナム)などもメンバー入りしており、中盤から後ろのタレントは揃っている印象だ。バルセロナのフレンキー・デ・ヨングや、無敗のレヴァークーゼンでサイドを駆け抜けるジェレミー・フリンポンもいる。 また、中盤には今季セリエAのアタランタで15ゴール7アシストを記録するMFトゥーン・コープマイネルスもいる。興味深いタレントが育っており、確かにサプライズを起こしても不思議はない。 ポーランド、オーストリア、フランスとグループDで同居するオランダ。「強いオランイェ」が帰ってきたと世界に見せつけることができるか。カナダ、アイスランドとのテストマッチを行ったのち、大会を迎える。
構成/ザ・ワールド編集部