バイエルン幹部がムシアラとの契約延長に自信 「このクラブを去る理由が見当たらない」
クラブの象徴的存在
バイエルン・ミュンヘンのマックス・エバール取締役が同クラブ所属のドイツ代表MFジャマル・ムシアラの去就について言及し、2026年6月末までとなっている同選手との契約延長に自信があると強調した。ドイツ紙『Bild』が伝えている。 21歳にして既にバイエルンとドイツ代表の両方で必要不可欠な存在となっているムシアラは、レヴァークーゼンのMFフロリアン・ヴィルツと並ぶドイツの至宝と評されている。 それだけの逸材だけに、レアル・マドリードやマンチェスター・シティ、アーセナルといった欧州の複数のビッグクラブがムシアラを獲得候補の上位にリストアップしているとされ、来年夏にも移籍する可能性が取り沙汰されていた。 そうした中、ドイツ紙『Sport Bild』によると、バイエルンの首脳陣はムシアラの流出を防ぐべく早くも契約延長についての話し合いを開始し、新たな長期契約の締結をめざしているという。この件について『Bild』の取材に応じたエバール氏は、契約に関する話し合いが行われていることを認め、以下のように語った。 「ジャマルは素晴らしい選手であり、ヨシュ(ヨシュア・キミッヒの愛称)やその他何人かの選手とともにバイエルンの顔となるべき存在だ。そのことについては、我々が彼をどう評価しているかということと一緒に本人にも伝えた。今は成り行きを見守るべき時だが、私の中での確信の度合いは大きい。この件について私は基本的に楽観視している。彼がこのクラブを去るべき理由が見当たらない」 「契約に関する話し合いの場だけでなく、我々は常に対話している。それは今後も続いていくだろう。私は非常に上手く物事が進んでいると感じているし、何かが生まれそうな予感もある。ジャマルもそうした気配があることに気づいていると思う」 エバール氏の見込み通り契約延長となれば、ドイツサッカー史上でも屈指の超大型契約となることは間違いさなそうだが、果たしてムシアラはどのような決断を下すのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部