ボージョレ・ヌーヴォーの国内販売が解禁、リカースペース太陽は開店からにぎわい【宇部】
晩秋の風物詩、ボージョレ・ヌーヴォーの国内販売が21日、解禁された。宇部市内でも店頭に商品が並び、今秋に収穫されたブドウで造られたワインの新酒を手に入れようと、愛飲家が販売店を訪れている。 ボージョレ・ヌーヴォーは、フランスのブルゴーニュ地方ボジョレー地区で造られたその年の初出しワインで、日本の販売解禁日は11月の第3木曜と定められている。 神原町2丁目のリカースペース太陽神原店(山本裕晃店長)では、午前9時半の開店直後から、商品を買い求める人が相次いだ。県内のチェーン店9店舗での仕入れ本数は約1000本。商品は17種類あり、価格帯は税抜きで1000~4000円台。同店で毎年仕入れる「ジャン・ド・ロレール」(税抜き2680円)が人気商品で、ウクライナ侵攻の影響で単価が上がり、全国的に輸入本数が減っている中、同店の今年の予約本数は昨年から3割も増えた。今週末には売り切れると予想している。 山本店長によると、今年は久々にボージョレらしい「出来たての新酒感」が楽しめるという。「昨年も飲んだ人はその違いを楽しんで、今年初めてという人は、これぞボージョレという味わいを感じてほしい」と話した。