坂本花織、兵庫県スポーツ賞特別賞「目指す限りは上を目指したい」/フィギュア
カナダ・モントリオールで行われたフィギュアスケートの世界選手権(3月18日~24日)女子シングルで、56年ぶり史上8人目の3連覇を達成した兵庫・神戸市出身の坂本花織(24)=シスメックス=が22日、兵庫県スポーツ賞特別賞を受賞した。 練習拠点の「尼崎スポーツの森」(尼崎市)で行われた贈呈式に出席し、斎藤元彦知事から賞状と記念品を贈られた坂本は「3連覇は今年(2023年度シーズン)しかできない気持ちがあり、練習にも力を入れて頑張ったので、その成果を出せてすごくうれしかった」と充実の表情。 26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪(イタリア)の前年度となる新シーズンに向けては「五輪に向けて勢いをつけられる年にしたい」と力を込め、「目指す限りは上を目指したい」とさらなる飛躍を誓った。 同選手権の坂本は前半のショートプログラム(SP)はジャンプにミスが出て4位発進。だが、後半のフリーは冒頭から次々とジャンプを成功させる圧巻の演技でSP首位のルナ・ヘンドリックス(ベルギー)との3・69点差を逆転し、優勝した。 同賞はスポーツで優れた功績をあげた兵庫県ゆかりの選手、チームに贈られ、昨季のプロ野球で38年ぶりの日本一に輝いた阪神、J1を初制覇した神戸なども受賞している。