自民党襲撃事件、男を再逮捕へ 火炎瓶投げ殺人未遂疑い、警視庁
東京都千代田区の自民党本部と首相官邸が襲撃された事件で、警視庁が8日にも、自民党本部前で警戒していた機動隊員らに火炎瓶を投げたとして、殺人未遂や火炎瓶処罰法違反(使用)の疑いで、臼田敦伸容疑者(49)=公務執行妨害容疑で現行犯逮捕=を再逮捕する方針を固めたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、衆院選期間中の10月19日早朝、自民党本部前で機動隊員らに火炎瓶を投げた疑いがある。 臼田容疑者は19日午前5時43分ごろ、自民党本部前で車から降り、高圧洗浄機のようなもので液体を噴射。クマ撃退用のスプレーをまき、火炎瓶を5本ほど投げたとみられる。ガスマスクに防護服姿だった。 その後、約600メートル離れた首相官邸前の防護柵に車で突入。同52分ごろ、発煙筒のようなものを警察官に投げたなどの疑いで現行犯逮捕された。車にはガソリンの入ったポリタンクが複数積まれており、引火させようとした可能性がある。