若い頃よりもオーガズムで「満足」、昔よりも頻繁になったetc...オーバー60女性の「活発な性生活」が明らかに
映画もテレビも、60歳を過ぎた女性のセックスの実像を正確に描いていない。だが、インディアナ大学のセックスやジェンダー、生殖に関する研究機関であるキンゼイ研究所が『コスモポリタン』誌と共同で行った調査で、年齢を重ねた女性の多くが活発な性生活を送っているだけでなく、人生で最高のオーガズムを満喫していることがわかった。 【写真】30歳になったら1年に1回がん検診を!知っておくべき「性の健康」基本習慣11 調査は人口統計的観点から見て、アメリカを代表する女性3001人を対象に実施。その約4分の3の女性が、オーガズムの質に年齢によるマイナスの影響はないと答えた。そして20%がかつてないほど満足できるオーガズムを得ていると回答。パートナーと常に、あるいはほぼ常に一緒にクライマックスに達していると答えた人は57%に上った。 この調査では、60歳以上の女性の40%近くが10年前と同じくらい頻繁にムードが高まっていることもわかった。明白なことはさておき、オーガズムは多くのメリットをもたらすことから、これは驚くべき結果だ。 オーガズムを得ることによって、気分や睡眠、体に対する自信が向上するなどのメリットがある。またストレスを緩和し、肌の血色がよくなり、パートナーとの関係や骨盤底も強化する。 実際、2016年に発表された研究では、クライマックス時に放出される神経伝達物質のおかげで、オーガズムがパートナー選びや人間関係を築く上で重要な役割を果たすことがわかっている。 これらはすべて励みになる情報である一方で、喜びの定義には個人差があると覚えておくことが重要だ。感じ方は人それぞれだから、オーガズムなどに関するデータも当然、少し偏りがある。 年齢によるホルモンの変動(更年期や閉経)も人によって複雑だ。だから、自分の性生活が上記とは違うとしても、がっかりする必要はない。だが、調査結果のような性生活を送りたいなら、それを優先させる方法はたくさんある。決して遅くはないのだ。 まず、最高の喜びを得るためにベストな体位を学んだり、パートナーと一緒でも一人でも使えるセックストイを購入することから始めるのがおすすめ。また新たな快感の高まりを得るため、Gスポットを見つけるのもいい。 ただし、人によってオーガズムへの達し方は異なることをお忘れなく。例えば、2018年に発表された研究では、挿入だけでオーガズムに達したと答えた人は参加者のわずか18%。年齢を重ねるにつれてオーガズムを得るには試行錯誤が必要だけど、それでいいのだ。そこまでの道のりが、到達点と同じくらい楽しいはずだから。 ※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
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