武尊「世界最高の殴り合いをやりたい」ロッタン戦が来年1月の日本大会でついに実現【ONE】
ONEが来年1月28日に約4年ぶりの日本大会「ONE165:Rodtang vs.Takeru」
アジア最大級の格闘技団体「ONE Championship」が11月30日、都内で会見を開き、チャトリ・シットヨートンCEO、元ONE世界ライト級王者の青木真也(フリー)、元K-1 WORLD GP 3階級制覇王者の武尊(team VASILEUS)が登壇した。会見では来年1月28日に、2019年10月以来の日本大会となる「ONE165:Rodtang vs.Takeru」(東京・有明アリーナ)の開催と、そこで武尊がONEムエタイ世界フライ級王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ/ジットムアンノンジム)と対戦することが発表された。 武尊は今年5月にONEと独占複数試合の契約を結んでおり、今回がONEデビュー戦となる。6月には「Impact in Paris」(6月24日、フランス・パリ/ゼニスアリーナ)でベイリー・サグデン(イギリス/Suggys Gym)を相手に昨年6月の「THE MATCH 2022」以来の復帰戦に臨み、試合終了間際の左ハイキックで劇的なKO勝ちを収め復活。この試合でISKA世界ライト級(-61.0kg)王座と「キックボクシングGP」のベルトを獲得している。
ロッタンは「ONE FRIDAY FIGHTS 34」(9月22日、タイ・ルンピニースタジアム)でスーパーレック・ギャットムー9(タイ) と対戦し、0-3の判定で破れて以来の再起戦となる。もっともこの試合は当初はロッタンが持つムエタイ世界フライ級王座をかけたタイトル戦の予定だったのだが、スーパーレックの体重オーバーによりタイトル戦は消滅し、140ポンド(-63.50kg)のキャッチウェイトでのワンマッチに変更されての試合だった。 会見で武尊は「ONEでのデビュー戦がいよいよ決まって、しかも日本で試合ができるということですごくうれしく思っています。対戦相手のロッタン選手は僕がずっと戦いたかった選手。すごく活躍している世界のトップの選手だと思う。ロッタン選手は気持ちで戦うスタイルで、僕も気持ちで戦うスタイル。2人で世界最高の殴り合いができると思うので、楽しみにしていてください。必ず勝ちます」と力強く挨拶。 ロッタンも「またこうして日本に戻ってくることができて大変うれしく思っています。前回、天心選手と戦って以来、日本に来ることが夢だったんですが、今回、武尊選手と戦うというチャンスをいただいてうれしく思っています。ファンの皆さんも待ち望んでくれていた試合だと思っています。今回の試合は必ず楽しんでもらえる試合にしたいと思っていますし、自分としてはKO勝利で決着をつけたいと思っています」とこちらも勝利への自信を見せた。