次々登場「警察官」「検事」「総務省」“だまされたふり作戦”で容疑者逮捕…被害者は札幌在住
札幌・手稲警察署は2024年11月11日に特殊詐欺未遂(オレオレ詐欺)の疑いで、東京都葛飾区の無職の少年(19)を逮捕したと発表しました。 少年は共犯者と共謀し、2024年10月29日から11月8日までの間、札幌市手稲区に住む70代の女性に、警察官や検事などを名乗って「口座に入っている現金を犯罪によるものか識別する」などとうその電話をかけて、現金250万円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。 警察によりますと、10月29日に総務省の職員を名乗る者から女性に対し「あなたの個人情報が利用されて携帯電話が契約されている。その携帯電話が詐欺事件に使われている」などと電話がありました。 女性は不審な電話があったことを娘に話したところ「詐欺だ」と指摘されたため、警察に相談したということです。 その後、警察は女性にだまされたふりをしてもらい、女性は警察官などを名乗る者との電話を継続。 現金の送付先に指定された東京都内のアパート付近で警察が張り込んだところ、少年が現金の回収に現れたため、その場で現行犯逮捕しました。 警察は捜査に支障があるとして少年の認否を明らかにしておらず、共犯者がいるとみて捜査を続けています。