JPモルガン、プライベートバンクの経営陣刷新-ベテラン幹部退社で
(ブルームバーグ): JPモルガン・チェースは、国際ウェルス事業の責任者にサノケ・ビスワナサン氏を起用した。長年幹部を務めたマイク・カマチョ氏の退社に伴う幅広い経営陣刷新の一環。
アセット・アンド・ウェルスマネジメント部門責任者メアリー・アードーズ氏とダニエル・ピント社長からの25日の社内文書によると、ビスワナサン氏は新たな役職に加え、引き続き国際コンシューマー業務を統括する。
ウェルスマネジメント・ソリューション部門責任者だったカマチョ氏の後任には、2021年から国際プライベートバンク部門を率いてきたマーティン・マロン氏が就任する。マロン氏の後任にはアダム・テジポール氏が就任し、ビスワナサン氏とアードーズ氏の直属となる。
ピント氏は先月のJPモルガンの投資家説明会で、同行の国際プライベートバンクが重要な成長分野だと強調していた。同氏は世界のウェルス分野の状況について「かなり細分化されている」とした上で、同部門が19年以降350人のバンカーを増員し、収入は「なお小規模」ではあるものの、同期間に3倍になったと付け加えた。
原題:JPMorgan Shuffles Top Private Bank Leaders as Camacho Departs(抜粋)
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Hannah Levitt