世界フィギュア代表が会見 4連覇かかる坂本花織「あくまで通過点」 26年五輪見据える
フィギュアスケートの世界選手権(来年3月、米ボストン)の日本代表選手が23日、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで会見した。 【写真】フィギュアスケートの世界選手権代表に選ばれ、ポーズを決める選手たち 前日まで行われた全日本選手権で4連覇を果たし、世界選手権でも4連覇がかかる女子の坂本花織(シスメックス)は「この世界選手権で(2026年ミラノ・コルティナ冬季)五輪の枠が決まるので、精いっぱい演技したい」と意気込んだ。それでも世界選手権の先、五輪のメダル獲得を最大の目標とするだけに、「もちろん世界選手権の優勝を目指すけど、あくまで通過点。4連覇とかそこに重きは置きたくない」と話した。女子は19歳の千葉百音(木下アカデミー)と、坂本とともに22年北京冬季五輪代表だった樋口新葉(ノエビア)の3人が代表を務める。 初めて全日本を制して代表になった男子の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は「世界選手権は今まで3回銀メダルだったので、今回こそは金メダルを狙いたい」と世界一への決意を口にした。男子は佐藤駿(エームサービス・明大)、壷井達也(シスメックス)とともに挑むことになり、鍵山は「このメンバーなら確実に(五輪の最大出場枠を)取れると思うので、まずは自分のやるべきことに集中して臨みたい」と話した。 男女シングルはそれぞれ3人が世界選手権に挑み、上位2人の順位が合計13位以内となれば、翌年の五輪の出場枠を最大の「3」確保できる。