【凱旋門賞】データでは内のゲート番が優勢 シンエンペラーは「4年連続馬券内」条件に合致
シンエンペラーに追い風のデータ
<凱旋門賞 過去5年の3着以内馬の前走> 2019年 1着馬 GⅡフォワ賞1着 2着馬 GⅠヨークシャーオークス1着 3着馬 GⅡニエル賞1着 2020年 1着馬 GⅠ愛チャンピオンS4着 2着馬 GⅠパリ大賞2着 3着馬 GⅠムーランドロンシャン賞1着 2021年 1着馬 GⅠバーデン大賞1着 2着馬 GⅠ愛チャンピオンS2着 3着馬 GⅠ英セントレジャー1着 2022年 1着馬 GⅠヨークシャーオークス1着 2着馬 GⅠ愛チャンピオンS3着 3着馬 GⅠバーデン大賞2着 2023年 1着馬 GⅡギヨームドルナノ賞1着 2着馬 GⅠキングジョージ2着 3着馬 GⅠ愛チャンピオンS7着 次はローテーション別の成績について。過去5年の凱旋門賞で馬券に絡んだ15頭の前走から傾向を読み取っていく。 やはり中心は前走GⅠ組で、全15頭中12頭が該当。そのなかでも前走愛チャンピオンS組が現在4年連続で好走している。この4頭は全て愛チャンピオンSで敗れている点も、シンエンペラーにとっては追い風だ。全兄のソットサスも愛チャンピオンS4着から凱旋門賞を制しており、その再現となるか注目したい。 また、日本では凱旋門賞の前哨戦としてお馴染みのGⅡフォワ賞やGⅡニエル賞からは2020年以降で好走馬が出ていない。 <凱旋門賞 過去5年のJRA単勝オッズ別成績> 1.0~5.0倍【1-2-1-5】 勝率11.1%/連対率33.3%/複勝率44.4% →日本馬除く【1-2-1-3】 勝率14.3%/連対率42.9%/複勝率57.1% 5.1~9.9倍【1-1-3-9】 勝率7.1%/連対率14.3%/複勝率35.7% →日本馬除く【1-1-3-7】 勝率8.3%/連対率16.7%/複勝率41.7% 10.0倍~【3-2-1-43】 勝率6.1%/連対率10.2%/複勝率12.2% 最後にJRA単勝オッズ別の成績を確認していく。基本的には人気馬の信頼度が高いレースである。応援馬券などで人気を被りやすい日本馬を除くと、単勝オッズ5.0倍以下の支持を受けた馬は複勝率57.1%。単勝オッズ5.1~9.9倍でも複勝率41.7%と高水準だ。日本で赤オッズに支持される外国馬の実力は信頼できるということだろう。 ただ過去5年で馬券に絡んだ15頭のうち、6頭は単勝オッズ10倍以上の伏兵である。人気馬を軸に点数を広げ、紐荒れを狙うのが賢明だ。 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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