全米メディアも大谷の「完全試合未遂」に大興奮「本当に人間か?」
スポーツイラストレイテッド誌は「大谷が完全試合に手を出す。2度目の先発で12奪三振」との見出しで、あわや、完全試合となった部分をクローズアップした。 同誌は、「大谷は、その二刀流の姿から『日本のベーブ・ルース』として、少しばかり過大評価されたニックネームをつけられていた。だが、大リーグでの2回の先発で2勝0敗、防御率2.08、18奪三振。打撃では、この多才なスターは、打率.389、わずか4試合出場で3本塁打、7打点を挙げている」と、そのニックネームが決して過大評価でなかったことを示唆した。 スポーツ情報サイトの「Sporting News」は「大谷は(二刀流として)本物だ。もう、そう宣言するべきだ」と訴えかけた。 「我々は、まだ彼の一握りの試合しか見ていない。大谷が“二刀流として成功できる”と宣言するまで、どれくらい待たねばならないのか?という疑問だけが残っていたが、彼は、マウンド上での支配的な投球と、3試合連続本塁打の打席を見せた。これからもますます(それを見る機会が)増えていくと感じさせるものだった」と絶賛した。 同メディアも奪った空振りの数のデータに注目。大谷が7回までに奪った24回の空振りは、ここまでのシーズンで最多のものだったという。 「彼の投球は、厄介なものであり続けた。まぐれではこれほどの投球にはならない。アスレチックスは、2度目の対戦なのに混乱していた。1週間の準備と修正も助けとならなかった」 そう分析した上で、「ルーキーにとって大リーグ2度目の先発は、通常、普段通りには投げられないものだ。大谷は確かに普通ではなかった(もはや議論は彼が本当に人間かどうかという点になっている)」とまで表現した。 そして、「もう一度問いたい。これで、もう十分だろうか。大谷は、ベーブ・ルース以来初めてとなる正当な二刀流スーパースターと我々は確かに言えるだろうか。それには、この先、どれほどのサンプルが必要だろうか。5度の先発か、いや10度か。50打席か、100打席か。確かに大リーグ(の他の選手たち)は、彼を研究して対応をしてくるだろうが、彼のここまでのマウンド上、打席での成功が、“幸運な、はかない夢だった”と言えるようなものは何もない。もはや(大谷はまだ本物かどうかわからないと)主張するのは難しくなった」とまで書き、その実力が疑いのないものであることを伝えた。 “二刀流”大谷のあまりに衝撃的な実力に全米メディアがついていけないような様相となっている。